災害時の公衆電話

災害時の公衆電話

役に立つ公衆電話

 公衆電話の最大の特徴として、「緊急時の場合においても、電話が優先的に繋がる」というものがあります。

 災害時に電話回線が混み合う理由は主に二つで、一つ目は同場所・同時に多くの人が利用しすぎるという問題。これにより、回線がキャパオーバーしてしまい、繋がらなくなってしまいます。
 二つ目は、それを避けるための通信規制によるもの。通信会社の方から、キャパオーバーを防ぐために通信規制が設けられる場合があります。

 しかし公衆電話は、この二つの場合においても他の電話よりも優先して繋がるようになっているのです。なので、公衆電話を利用すれば、通信障害を気にすることなく連絡をすることができます。


 公衆電話にはもう一つ、「停電時でも繋がる」というメリットがあります。災害が起きた場合、必ずしも電気が通っているとは考えない方がいいでしょう。停電が起きていた場合、家庭の電話機を使うことはできません。
 しかし、公衆電話は独自の電話回線を使用しているため、停電が起きても使うことができるのです。

 これらが、災害時に公衆電話が便利な理由になります。普段は使う人が滅多にいない公衆電話ですが、決して無駄なものではなく、むしろ『連絡手段の最後の砦』となってくれているのです。

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